初心者が富士山に挑戦!富士宮ルートの見どころや特徴、注意点をご紹介

こんにちは、Meguです。

今回は、登山初心者の私が富士山頂を目指し御来光を拝んだ際のルートや経験談をご紹介していきます。

ここんな人にオススメ
・これから富士山頂を目指している人
・登山初心者の人
・富士登山について知りたい人

初心者の私が富士登山に持っていった持ち物はこちらです。
必需品からあったらいいものまで詳しくご紹介しているのでぜひ見てみてください。
▶︎富士山に必要な装備・ウェア・持ち物をご紹介

富士山に登る前の体力は?登る直前にしていたこと

初心者と言っても、ある程度体力はあるんでしょ?普段から運動しているんでしょ?とお思いの方!

私の富士登山前の体力ですが、本当に皆無でした…笑
まず、在宅勤務がメインなので平日は家の中しか歩かず、筋トレも週一に30分ほどでかなりの運動不足でした。

真夏の休日に外に出れば3時間ほどでぐったり疲れてしまうほど…(非常に情けないです。笑)

しかし、富士山頂を目指すのにこんなにも体力がないのはまずいと思い、登山1ヶ月前から意識的にウォーキングをするようにしました。

とは言っても、残業でできない日も多かったため週2回40分程度のウォーキングです。
また、登山自体かなり久しぶりだったので当日と全く一緒の格好で一度ウォーキングをしシミュレーションをしてみました。

たったの40分間ほどでしたが、このシミュレーションが当日の私にとってはかなり心強いものとなりました。

登山初心者の私が登った富士山のルートとルートの選び方

引用:富士登山オフィシャルサイト

続いて、登山初心者の私が登った富士山のルートをご紹介していきます。
ズバリ、ルートは距離が一番短いが急斜面の多い富士宮ルートを選びました。

ルートって何?とお思いの方もいるかと思うので簡単に説明させていただきますが、
富士山には全4つのルートがあります。

ルートによってそれぞれ特徴が変わるので、自分の体調や好みにあわせてルートを選びましょう。

吉田ルート:距離は長いが緩やかで初心者にオススメ
須走ルート:最初は緩やかだが8合目から岩場が多くなる
御殿場ルート:火山砂利の道で距離も長く初心者はまずいない
富士宮ルート:距離は短いが岩場が多い

参考:富士登山オフィシャルサイト

私は長時間歩くと聞いただけで気が重くなるので、
登っている間はきつくても短距離の富士宮ルートを選びました。

実際に私のせっかちな性格にあっていたと思うので、また富士登山する際は富士宮ルートを選ぶと思います!

また、登りは富士宮、下りは御殿場→富士宮合流のルートでしたが、
富士宮は合目ごとに山小屋があるものの、御殿場ルートは山小屋が少なく全く休憩できなかったです。

山小屋での休憩を目標に登っていたので、合目ごとに山小屋があるというのは本当に心強かったです。

完登までの時間帯と見どころ

それでは、私の完登までの実際のルートをご紹介していきます。
それぞれの特徴や注意点もご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでください!

富士宮ルートの5合目:富士宮口

富士宮口の駐車場に車を停め、バスに乗って登山口へ。

駐車場料金:1台1000円
バス乗車券:片道1000円

バスを降車すると、お土産やさんやトイレ、休憩所があります。
こちらのトイレは無料ですので、登山前にここでトイレを済ませましょう。

私は5合目のお土産やさんでお目当ての金剛杖をGET。
値段は場所によりますが、1000円から1200円ほど。

5合目には鈴付きの金剛杖の販売がなかったのですが、
6合目以降は鈴付きのものも販売していました。

お土産やさんから少し歩いていよいよ登山口へ向かいます。

ここで、すぐに登り始めるのではなく高山病予防としてお昼ご飯を食べたりストレッチをしたりして40分ほど身体を慣らしました。

急に登り始めると高山病のリスクが高くなるので、
酸素の薄い空気に慣らしておくと安全です。

登り始める前に、ルートをもう一度確認しておきましょう。

10:50、いよいよ登山開始!
最初は体力があり道も登りやすいのでサクサクいきがちですが、
ペースを変えると疲れやすくなります。

高山病予防のためにもペースは一定で呼吸を意識しながら登りましょう!

登り始めてすぐに山小屋ではないですが、トイレがあるので急にいきたくなった方は無理せず休みましょう。

富士宮ルートの6合目:雲海荘

11:10 6合目雲海荘に到着。

金剛杖の焼き印は山小屋によりますが大体300円〜500円です。

富士山のような高い山でも、5、6合目付近は綺麗なお花を楽しむことができます。
頂上に近づくにつれ、お花だけではなく草木も無くなるので今のうちに目に焼き付けておきましょう。笑

こちらはダンプカーのような乗り物の跡。
おそらく、山小屋で販売されている飲み物や食べ物を運んでいるものだと考えられます。

富士宮ルートの新7合目:御来光山荘

12:20 新7合目御来光山荘に到着。

7合目あたりから、岩場や砂利道などが多く段々と富士登山を感じられるようになってきます。

富士宮ルートの元祖7合目:山口山荘

13:17 元祖7合目山口山荘に到着。

ここで私は初めてトイレに行きました。
トイレの料金は200円です。

トイレにはペーパーもついており、そのまま流せます。

元祖7合目のトイレは4つでしたが、山小屋のトイレとは思えないほど綺麗だったのが印象的です。

この辺から下界の景色と登山、両方を楽しむ余裕も出てきました。

富士宮ルートの8合目:御来光拝観所

14:11 御来光拝観所に到着。

7合目〜8合目は個人的に一番きつく、岩場がとても多かったように感じます。
また、団体の登山者だけではなく、下山者も多く行き交っていたのでかなり気を使わなければなりませんでした。

そして、8合目を過ぎたあたりからなんと急な悪天候に。
大雨と強風で急いでレインウェアを着用し、リュックカバーを装着。

山の天気は本当に変わりやすいので、いつ雨が降っても大丈夫という準備をしておきましょう。
雨に降られると体力だけでなく、視界も一気に悪くなるのでメンタルもかなり落ちます。笑

こちらの写真は8合目から9合目にかけてに見られます。
長い支柱のようなものに小銭がたくさん敷き詰められているので、通った方はすぐにわかるはず。

富士宮ルートの9合目:萬年雪山荘

15:15 萬年雪山荘に到着。

今回お世話になった宿は9合目の萬年雪山荘。
御来光を見るのが今回の目標だったため、人生で初めて山小屋に宿泊、という貴重な体験をしました。

すぐにレインウェアを着たものの、かなり雨で濡れていたので着ていたウェアを山小屋内に干し着替えを済ませました。

また、雨で体温も下がってしまったため、暖かいココアをいただくことに。(1杯400円)

ちなみに、萬年雪山荘のInstagramをフォローすると飲み物が1杯無料になるそうなのでぜひフォローしてみてください。

山小屋はこんな感じ。
上の部屋と下の部屋に分かれていて、カーテンで仕切られています。

私は上の部屋で、4人で泊まったので1部屋でした。
2人や1人など少人数の場合は1部屋の中にカーテンで仕切られるそうです。

部屋の中には枕ととっても暖かい寝袋が。
背の高い人にとって、足を十分に伸ばすスペースは正直ないかと思います。

夕ご飯は暖かいカレーでした。お茶もセットでいただけます。

もちろん、宿泊料に含まれているカレーだけでなく他のご飯もお金を出せば食べることができます。
中にはビールを買い込んで小さな宴会をやっている人も。笑

ご飯や飲み物だけではなく、山小屋オリジナルのお土産も売っているのでぜひ記念に買ってみてください。

山小屋でしばらく休んでいると、天気も回復しなんと虹が。

山小屋では夕食は19時まで、20時には消灯でした。
また、トイレは宿泊者専用のものがあり宿泊者は無料で借りることができます。

2日目:御来光を目指し登山再開

AM2時半に起き、御来光を見るため準備を始めます。
初めての山小屋は、ぐっすり眠れたとは言えませんが全然眠れなかったということもなかったです。

完登できるくらいの体力が温存できたので3時過ぎ、登山再開です。

9合5勺

3:50 9合5勺に到着。

御来光を目指す真夜中の登山はヘッドライトが欠かせません。

真っ暗闇の中、傾斜の岩場を歩くのでヘッドライトがあっても心が折れそうになりますが、天候がいい時は空を見上げてみてください。普段では見ることのできないような満点の星空を楽しむことができます!
(今回はすぐに悪天候になってしまったので少ししか星空を楽しめませんでした…笑)

また、各山小屋で金剛杖の焼き印を集めていたのですが、
焼き印はAM5時からと言われ、悲しくも諦めました。

山頂と御来光

4:29 富士山頂に到着!やっとです!

山頂に着いたらすぐに、御来光が見えるスポットまで10分ほど歩きました。
正直悪天候で諦めかけていたのですが…。

御来光を見ることができました!
この日の日の出は4:50。撮影した時間は4:56です。

先述した通り、今回の富士登山は御来光が大きな目標だったので、叶って嬉しかったですし日本一の富士山から見る朝焼けに感動しました。

御来光を見たあとは山小屋でお味噌汁をいただき休憩…。
温かいお味噌汁が沁みます。

その後、山小屋近くの浅間大社奥宮へお参りし念願の御朱印をいただきました。

本当は、日本の最高峰の剣ヶ峰、お鉢巡りもしたかったのですがかなりの強風で天気が回復しそうになかったので安全をとって下山することに。

自然は本当に怖いので、体力が余ってるとはいえ悪天候であれば無理は禁物です。

赤岩八合館

7:22 赤岩八号館に到着。

見ての通り焼き印がたくさん押されていますが、ここの山小屋では初めて500円の焼き印でした。
たくさん焼き印が押されていく金剛杖にどんどん愛着が増していきます。

砂走館

7:58 砂走館に到着。

この付近は山小屋密集していて、全ての山小屋で休んでいるとかえって疲れてしまうので、
休憩が不要な方は立ち寄らなくても問題ありません。

私は焼き印をもらうために立ち寄りました。
砂走館も500円の焼印でした。

わらじ館

8:27 わらじ館に到着。

御殿場ルートはここのわらじ館にて終了。
この後富士宮ルートに合流するためにルートから逸れて歩くのですが…。

この道のりがかなりきついです。笑
大砂走という道を通るのですが、足がずぶずぶと埋もれていく砂道になっています。

足が埋もれると、必然的に靴に砂が入ってきてしまうので
ゲイターと呼ばれる靴とズボンにかぶせる砂避けのレッグウォーマーのようなものが必要になります。


また、下山中は太陽は出ていたもののかなりの強風く、風邪を遮る木々や建物ももちろんないので何度も横転しそうになりました…。

かなり危なかったので、強風の可能性がない場合でも着用している帽子やサングラスはネックストラップがあり落下防止できるものを選びましょう。

6合目:雲海荘

10:13 6合目雲海荘に到着。

後もう一歩で完登!ついに6合目の雲海荘に到着しました。
往路にここで焼き印を初めてもらったことがとても昔のように感じます。笑

すでに焼き印をいただいているので、ここでは休憩することなく完登を目指します!あと少し…!

5合目到着!完登!

10:26 完登!!!

登山開始が前日の10:50だったので、ほぼ丸一日の富士登山になりました。

写真左上のスタンプは、登山口でいただいたもの。右の登山証明書は山小屋でいただいたもの。
真ん中の大きな富士山登頂証明書は山頂で500円で購入したものになります。

富士山に登ると世界が変わる?完登した後の私の感想

よく、富士山に登ると世界が変わる、人生が変わる。と聞いたことがある方もいるかもしれません。
実際に私も、富士山に登る前にそのような話を聞いたことがあり、登山意欲を掻き立てられたのを覚えています。笑

半信半疑で登った私ですが、正直大きく人生が変わるとは感じることができなかったです。笑

なぜ人生が変わる人もいれば私のように感じることができない人もいるのか、と考えました。

まず、山頂が悪天候で御来光は見れたものの山頂からの景色が全く見えなかったこと。
そして私の地元が山と海どちらかというと山の方が近く馴染みがあったことなどが考えられると思います。

山頂からの景色を楽しみに辛い登山を頑張っていたので、見れなかったのはかなり悲しかったです。

まとめ:登山初心者の私でも富士登山を満喫できました!

いかがでしたでしょうか。
これから富士山に登る方の参考、そして少しでも勇気づけられることができたら嬉しいです。

登山は体力だけではなく、強いメンタルもかなり大事になってきます。
登りたいという強い気持ちと仲間と助け合いながら山頂を目指しましょう!

富士山に登る際に不安点や疑問点があればお気軽にお問合せください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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